群馬大学共同教育学部附属中学校

　１２月１０日、３年生の代表生徒が「未来創造科」における３年間の学習成果を発表する「未来創造科シンポジウム」が行われました。当日は、多くの来賓の皆様をお招きし、生徒たちの発表に対して、ご講評をいただきました。生徒たちは「未来創造科」の授業を通して、個人での情報収集や仲間との協働的な学びを重ね、探究的な学習に取り組んできました。

　近年、「予測困難な時代を生き抜く力」を育てるために、学校教育全体で探究的な学びが重視されています。課題の発見や情報収集、協働的な解決策の構想といった探究のプロセスは、今後の教育に欠かせないものとされています。加えて、一人一台端末の活用が進む中、探究は“特別な学習”ではなく、学校教育の中心的な学びとなりつつあります。こうした背景の中で、今回の３年生の発表は、まさに時代に求められる力を体現したものとなりました。

　本シンポジウムでは、４つの講座の代表グループが発表を行いました。３年生にとっては３年間の学習の集大成であり、これまで積み重ねてきた探究を基に、「未来を創る」ことを目標とした実践や提案が示されました。どの発表も現代的な諸課題の解決を見据えた内容であり、生徒たちが向かっていく未来に希望を感じさせるものでした。

　生徒たちには、ぜひ「未来創造科」で培った探究の姿勢と学びを、今後の人生に生かしてほしいと思います。今回の取組は12月11日付の上毛新聞にも取り上げていただきました。